当教室では病理組織形態学をベースとして,全身諸臓器の疾患を対象に様々な研究を行っています。手術や生検などによって採取されてくるヒトの病理組織検体,そして剖検検体にはすさまじい量の情報が詰まっています。疾患の成因に直接関わるものをはじめとして,根源的な生命現象を紐解く端緒となりうるものまで,探索対象は実に多様です。病理医,病理学者の強みを活かすという点では,組織形態の変化や異常を切り口としてアプローチするのが正攻法ですが,次世代シーケンスをはじめとする種々の先端技術を活用することで,組織形態観察のみでは取得困難な知見が得られます。我々は新たな技術,解析法を積極的に導入し,病理学を発展させていきたいと考えています。
研究を遂行するにあたっては、いずれも「病理組織標本を見られること」が基礎となります。高質な病理医,病理学者の育成は本分野の重要なミッションであり,そのためのトレーニングの環境も整っています。学部学生,大学院生,博士研究員,協力研究員など様々な形での参画が可能ですので,病理学に興味のある方,病理医志望の方は気軽にご連絡ください。
分子細胞病理学
前田大地
NEWS
- 堀江先生(現神戸大学教授)の間質性膀胱炎論文がThe Journal of Pathologyの表紙を飾り、 Editor's Choice 2024に選ばれました。(2024年12月)
- 教室紹介動画が公開されました。(2024年11月)
- 堀江准教授が神戸大学の教授として赴任されました。壮行会の様子はこちらから。(2024年11月)
- 堀江准教授の研究課題が2024年度肺癌研究助成金に採択されました。(2024年10月)
- 阪口先生の研究課題が金沢大学の 女性研究者等研究支援制度に採択されました。(2024年9月)
- 堀江准教授の論文がJournal of Pathologyにアクセプトされました。BCRレパトア解析により間質性膀胱炎の本態解明を行った研究になります。プレスリリースはこちら。(2024年8月)
- 前田教授の研究課題が2024年度・先進ゲノム支援に採択されました。(2024年8月)
- 阪口先生の研究課題が日本学術振興会・科学研究費助成事業(研究活動スタート支援)に採択されました。(2024年8月)
- 阪口先生(責任著者:堀江)の多発髄膜腫のゲノム解析の論文がBrain Tumor Pathologyにアクセプトされました。髄膜腫における22番とY染色体のコピー数異常が初期イベントであることを初めて示した論文です。今後のLOY(Y染色体の欠失)研究の進展に期待します(2024年7月)
- 前田教授が秋田大学時代に後藤教授と一緒に取り組み始め、金沢大学でも継続しているrapid autopsyに関する国際共同研究の成果がJounal of Pathologyに掲載されました。(2024年4月)
- 堀江准教授の研究課題が金沢大学がん進展制御研究所の共同研究課題として採択されました。(2024年4月)
- 吉川先生と呼吸器外科の和田先生が博士課程大学院生として、近藤さんが技術職員としてメンバーに加わりました。(2024年4月)
- 第113回日本病理学会総会に前田・堀江・伊藤(行)・阪口・伊藤(歩)・熊田とMRTの要川さん・今井さんが参加し、各々の成果発表を行いました。また伊藤先生が指導をされたMRTの要川さんが優秀賞を受賞しました。学会の様子はこちらから。(2024年3月)
- 前田教授の研究計画「B細胞クローン動態に着目した間質性膀胱炎(ハンナ型)の治療標的探索」が令和6年度・難治性疾患実用化研究事業(AMED)に採択されました。(2024年3月)
- 堀江准教授がホテル日航金沢で行われた第4回腫瘍制御共同研究セミナー(主催:金沢大学がん進展制御研究所腫瘍制御・源教授)で講演をされました。 (2024年3月)
- 石川県臨床細胞学会学術集会(世話人:阪口先生)を金沢大学付属病院で開催しました。学術集会の様子はこちらから。(2024年2月)
- 伊藤行信先生が責任著者としてまとめた腎尿管周囲組織のfibromyxoid nephrogenic adenomaに関する論文がPathology Initernationalに掲載されました。質量分析によって、尿路外への尿中物質uromodulinの漏出を証明し、病変の成因に迫った研究成果です。(2024年1月)
- 今井さん、田中さんがMRTとしてメンバーに加わりました。(2023年12月)
- 第70回日本骨軟部腫瘍研究会(Bone Tumor Club)を金沢商工会議所にて主幹しました。(2023年12月)
- 阪口真希先生が助教としてメンバーに加わりました。(2023年11月)
- 旧病理学第一講座、及び現分子細胞病理学講座の同門会がホテル日航金沢で開催されました。同門会の様子はこちらから。(2023年10月)
- 前田教授と堀江准教授の研究課題がそれぞれ2023年度・先進ゲノム支援に採択されました。(2023年9月)
- 堀江准教授の研究課題が武田科学振興財団・医学系研究継続助成(がん領域・基礎)に採択されました。(2023年8月)
- 前田教授が共同研究者として参画した間質性膀胱炎の研究の成果がCell Reports Medicineにアクセプトされました。プレスリリースはこちら。(2023年7月)
- 堀江准教授、伊藤助教、鈴木先生の研究課題がそれぞれ日本学術振興会・科学研究費助成事業に採択されました。(2023年5月)
- 堀江准教授の研究課題が日本アレルギー学会・基礎研究支援プログラムに採択されました。(2023年4月)
- 熊田雄仁先生が博士課程大学院生としてメンバーに加わりました。(2023年4月)
- 尾山先生が金沢医科大学の講師として赴任されました。歓送迎会の様子はこちらから。(2023年4月)
- ELF3の神経内分泌癌における役割を解明した堀江先生の論文がCancer Scienceにアクセプトされました。(2023年3月)
- 堀江准教授の研究課題がMSD生命科学財団に採択されました。(2023年1月)
- 有持さんがMRTとしてメンバーに加わりました。(2023年1月)
- 金沢大学十全講堂で「金沢分子病理・法医合同カンファランス」が開催されました。(2022年12月17日)
- 服部さんがMRTとしてメンバーに加わりました。(2022年11月)
- 水上さんが令和4年度医学教育等関係業務功労者表彰を受賞しました。(2022年10月)
- 伊藤(歩)先生が研究員としてメンバーに加わりました。(2022年7月)
- 勝尾さん,小池さん,嘉藤さんがMRTとしてメンバーに加わりました。(2022年7月)
- 堀江先生が准教授としてメンバーに加わりました。(2022年6月)
- 伊藤(行)先生が助教としてメンバーに加わりました。(2022年4月)
- 三谷さんが技術職員としてメンバーに加わりました。(2022年4月)
- 高木先生が博士課程大学院生としてメンバーに加わりました。(2022年4月)
- 鈴木先生が博士課程大学院生としてメンバーに加わりました。(2021年10月)
- 中村先生が愛知医科大学の講師として赴任されました。歓送迎会の様子はこちらから。(2021年7月)
- 安村さん,要川さん,弓削田さんがMRTとしてメンバーに加わりました。(2021年7月)
- 田中さん,中田さん,村松さんがMRTとしてメンバーに加わりました。(2021年6月)
- 高橋さんがMRTとしてメンバーに加わりました。(2021年6月)
- 前田大地が教授として着任しました。(2021年4月1日)